AASJホームページ > 新着情報 > おすすめ書籍 > 出版済み、現在執筆、翻訳中の図書

出版済み、現在執筆、翻訳中の図書

2013年8月3日

 

 

 

 

お勧めの本

既に出版

1。幹細胞Wars 一灯舎 シンシアフォックス著 西川鑑訳

2、生物のなかの時間 PHP出版 西川他2名著

3、「山中iPSノーベル賞受賞論文を読もう」一灯舎  西川企画

幹細胞ワーズyamanaka

 

執筆、翻訳中

1) 21世紀ゲノム文明(執筆中 完成度10%) 説明 今も昔も、私たちは物理的に現存しているものと、今ここには現存していない何かの間で生きて来ました。例えば、時計は物理的存在ですが、その時を表示すると言う目的は、物理的実在ではありません。このような例は目的にとどまらず、意図、デザイン、計画などなど、物理的実体でなくても私たちがそれなしで生きていけないものが生命にはあります。また、科学者として生きて来たわたしも、実在する存在と、実在しないが重要なこと(例えば目的)の間を普通に行き来しながら生活しています。しかし、一旦科学者に立ち戻ると、世界は物理的実在として把握されるべきだと主張しています。とは言え、物理学的な非実在部分と物理的実在部分の関係性を明らかにせず、生物の理解出来ないと思います。これがこの本で考えていきたい問題です。私の独断的歴史観を紹介しましょう。16世紀以前、この実在しない部分は全て神と言う言葉で表現され、物理的実在と渾然一体となっていました。しかし17世紀近代がはじまると、この神は物理学的な実在から切り離されます。18世紀、切り離された神が消失してしまいこの世紀は分裂の世紀となりました。しかし19世紀、ダーウィンが、進化論を著しこの実在しない部分を科学的に説明するアイデアを示し、18世紀に消失した神の関わる領域の一部の新たな実体化がはじまります。そして、実在ではないが実在に影響する「情報」の理論が示された20世紀を経て、神の領域の少なくとも一部の実体が情報として置き換えられた21世紀を迎えたと思っています。   この本では、この歴史を概観し、「神から情報」への転換を経た21世紀の最初にヒトゲノム解読が誇らしげに発表された意義を考えてみる。その上で、21世紀とはどんな世紀かについて書いています。

2) 翻訳 「未完の自然」Terrence Deacon (完成度70%)
     解説 巨人と言うのはいつの時代にもいます。それはノーベル賞を取ったとか、メディアで有名になっていると言う事とは全く別物です。私は21世紀の巨人の一人がこのTerrence Deaconだと思っています。この本は、21世紀の科学・哲学の根本課題を明確に提示し、彼なりの回答を行おうと努力している本です。初めて読んだ時、カントの批判シリーズと同じように、長く読み継がれる本であると確信しました。個人的意見ですが、ヘーゲルの自然哲学などより遥かに前向きな本です。勿論興味がある人は英語で勝手読めば良いのかもしれません。しかし、英語が難解で、是非読んでいただきたい若い人達に敬遠されてしまうのではと感じ、自分で訳す事にしました。膨大な本ですが、巨大な思想です。是非期待して翻訳の終了をお待ちください。

3)翻訳 「カントが考えた生物」(完成度0%)</p>