AASJホームページ > 新着情報 > おすすめ書籍 > 「未完の自然」翻訳完成

「未完の自然」翻訳完成

2013年12月8日

1年以上取り組んで来た「未完の自然」の翻訳を一応終え、出版社に渡しました。英語も機知に富む読みにくい英語で、しかも量は翻訳後気がつくと原稿用紙で1500枚近くに及ぶ大変な作業でした。しかし前にも紹介したようにすばらしい思想だと思います。完成できて良かったと思います。AASJの藤本さん達にも読んでいただき感謝です。これから校正など更に大変ですが、ようやく他の仕事にも掛かれそうです。「21世紀ゲノム文明」執筆、「カントの生物学」の翻訳とともに、最近調べ始めている進化研究の今についても執筆します。


  1. 橋爪良信 より:

    西川先生、
    出版を楽しみにしております。
    できれば、原書にも挑戦したくなる興味深い内容です。物理学者が目指す素粒子理論のように源を突き詰めたところに存在するものは何なのでしょうか。

    1. nishikawa より:

      38億年前、素粒子論も含めて物理法則しかない地球に、新しい因果性が生命として生まれたと考えてみるといいと思います。既に12月終わっていますが、ゲラが全く来ません。出版社で苦労しているようです。

  2. 橋爪良信 より:

    西川先生
    著者は、ベルナールの実験医学序説に記述されている決定論的生命観を忠実に踏まえているように思います。その意味では、真の科学者からの視点での問題解決を目指していて、一見宗教的、形而上学的著書のように捉えがちですが、実験科学者の視点からのhowの考察に期待したいです。もう一度、ベルナールを読み直してみたいと思います。

    1. nishikawa より:

      ベルナールはデカルト以降の2元論を代表する医学者です。ディーコンも私も目指す所は少し違っています。是非講義をさせてもらいたいです。

  3. 橋爪良信 より:

    先週末NHKで放送されておりました立花隆氏取材録の「臨死体験」を興味深く観ました。
    睡眠研究や臨死体験から「意識=自我」の存在する場所を探求する研究者たちの研究成果を紹介していました。
    三名の脳神経外科医が、それぞれ着眼点で心が脳に存在する仕組みを解明しようとしており、彼らの著作にも興味が湧きました。

    1. nishikawa より:

      心と分けて考えてしまっているのがまだデカルト的です。主観と客観の2元論も乗り越えられる新しい方法が必要だと思っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*