論文ウォッチでも紹介したように、中国黒竜江省ハルビンで発掘された中期更新世期のほぼ完全な頭蓋がDenisova人由来であることが証明されました。Paeboさんたちがホモサピエンス、ネアンデルタールに続く第三のホミニンとして報告してから15年が経って、ついにDenisova人の総合的な研究が始まるように感じます。Denisova人は特にアジアやポリネシアとの関わりが深く、最近台湾から発見された下顎についての論文には我が国の 蔦屋(筆頭著者)、太田、海部が名を連ねており、個人的にも期待しています。そこでPaeboさんの発見以来、Denisova人についてどのようなことがわかってきたのか15年を振り返るジャーナルクラブを7月4日金曜日夜7時からZoom開催します。例によって直接参加したい方は連絡いただければURLを送ります。内容は終わり次第Youtube配信しますので、そちらをご覧ください。
