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がんの予後は結婚している方が良い。(オリジナル記事)

2013年9月25日
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面白い仕事があるものだ。ScienceNewsLineに記事がでていたので、J Clinical Oncologyに掲載されたハーバード大学のAizerさん達の論文を読んでみた。研究の目的は、結婚しているかどうかが、ガンの予後にどう影響するかを調べることだ。Surveillance Epidemiology and End Result programというデータベースから、約130万人のがん患者さんの(10種類の固形がん)をサンプリングし、がん発症時に伴侶がいたかどうかで分類した上で、1)手術や放射線療法などがんを直接押さえる治療を受けたかどうか、2)最初診断されたガンで亡くなったかどうか、3)転移したかどうかの3点について調べている。結果は結婚している方が、1)根治を目指す治療を受ける率が高く、2)最初に診断されたガンで死亡する確率が低く、3)転移する確率も低いという明確なものだ。論文を読むと、同じ問題を調べた研究がこれまでも発表されているようだが、今回の様なスケールで、10種類ものガンについて同時に調べた仕事はなかったようだ。この論文の結論は、どのガンであっても、伴侶がいる方が予後がよく、また男の方が結婚の恩恵にあずかるようだ。結論には納得してしまうが、いずれにせよガン登録がしっかりしておれば、これからもいろんな事がわかる事を教えてくれる。記録できる事はしっかりと記録するという当たり前の事が我が国ではどの程度で来ているのか、調べていく必要があると思った。

  1. Okazaki Yoshihisa より:

    結論は、どのガンであっても、伴侶がいる方が予後がよく、また男の方が結婚の恩恵にあずかるようだ。
    →ストレス(自律神経が関与してるのかもしれません)

    ガン登録がしっかりしておれば、これからもいろんな事がわかる

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