来年1月11日から、日独文化研究所の主催で、京大法学部の高山佳奈⼦先生と一緒に、オンライン講義「⽣命科学と⽣命倫理」を開催します。私は、近代科学の始まりに貢献した3人の哲学者、デカルト、ライプニッツ、そしてスピノザの生命科学や生命倫理への関わりについて3回にわたって講義します。最終的には、なぜスピノザだけが「エチカ=倫理」を書けたのか、生命科学者の立場で考えます。
そのあと、京大法学部の高山先生が、生命倫理と法学について2回話されます。現役の頃文科相の生命倫理委員を務めていたので、私もディスカッションに参加します。
全てzoomで行われ、無料ですが登録してzoomアカウントを配布してもらえる必要があります。是非添付のファイルを参考に登録してください。おそらくメールから申し込んだ方が確実だと思います。
アドレス:olkogi@nichidokubunka.or.jp)
今年も各紙が、2021年の科学を振り返る特集を組んでいます。以下に、Science, Nature, Nature Medicineから拾ったリストを掲載しますが、今月24日、4時半から、友人とともに今年の科学を振り返りながら酒を酌み交わすzoom飲み会を開催し、Youtubeでも配信します(https://www.youtube.com/watch?v=gH3xbJgIFSM)。いつからでも是非参加ください。
Zoom参加希望者は、私の方にメールをお送りください。
Science
- タンパク質の3次元構造のコンピュータ予測。
- 土壌DNAを用いたゲノム考古学
- 核融合が現実性を帯びた。
- Covid-19の治療薬
- PTSDに幻覚剤
- Covid-19抗体薬
- 火星探査の進展
- 素粒子の標準モデルのひび割れ
- クリスパーの臨床応用
- ヒト胚の長期培養
Nature
- コロナウイルス変異株
- 火星探査の進展
- 素粒子標準モデルのひび割れ
- アルツハイマー薬承認によりおこった大騒ぎ
- クリスパーの臨床応用
- コロナワクチンとブースト
- IPCCによる気候変動警告
- アフガニスタンの科学者の運命
- なんとか結論が出た気候サミット
Nature今年の10人
- Winnie Byanyima:ワクチンの戦士
- Friederike Otto :気候変動の探偵
- Zhang Rongqiao: 中国火星探検隊隊長
- Timnit Gebru: AI倫理リーダー
- Tulio de Oliveira:コロナウイルス変異追跡者
- John Jumper:タンパク質の予測者
- Victoria Tauli-Corpuz:先住民族保護者
- Guillaume Cabanac:ねつ造探偵
- Meaghan Kall: Covidコミュニケーター
- Janet Woodcock: FDAのボス
Nature Medicine
- 骨髄腫に対するCAR-T治療
- アスピリンの心臓健康への効果の見直し
- クリスパーの臨床応用
- 幻覚剤の精神疾患への応用
- 機構と健康の関係が表舞台に
- マラリアワクチンの開発
- 肥満治療の新たな展開。
- ガン患者さんへの便移植治療
- 医学にも多様化の波
- タンパク質の折りたたみ予測