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6月15日未明:私の辞任記事

2014年6月15日
金曜日に事務所で話していた神戸新聞の藤森さんに辞任手続きを見つかってタイミングが良すぎたのか、各紙で私が顧問を辞任することを報道してもらっています。ただ、各紙ニュアンスがそれぞれ違う様なので、今日共同の岩村さんに送ったメールをコピー、ペーストしておきます。 「昨日事務所に遊びに来た神戸新聞の藤森君が私が辞任手続きをしているのを見ていました。もともと辞めた後は年寄りが口出ししないと言う考えから顧問就任は固辞したのですが、請われてそのままになっていました。ただ、顧問と言う立場では当然理研の側にたって発言する必要があります。従って、自由に発言する意味でも顧問を辞めることにしました。ホームページにも書いていますが、今「日本の科学報道を問う」と言う本を準備しています。中では、日本のメディア、政府、研究者の持たれ合い構造を自戒も含めて厳しく分析し、どうすべきかの提言にまで至りたいと思っています。もちろん小保方問題は重要なテーマです。その意味でも、公的な身分は邪魔になります。これが辞任の理由で、改革委員会の考えに賛同してのことではありません。東洋経済のThinkに小保方さんにも触れた文を書きました。小保方さんに触れたので、顧問として少し引け目がありましたが、辞任したのですっきりしています。 西川

  1. 石川智久 より:

    理研・横浜を今年3月末に辞めて、NPO法人 地方再興・個別化医療支援(認証申請中)を設立した石川智久です。西川先生の迅速なご決断を高く評価いたします。自由な立場から 理研の科学的活動と社会的貢献を評価・チェックして行くことが大事だと思います。これからはNPO法人 AASJとも連携を取りたいと存じます。近いうちに神戸あたりでお会いしましょう!

    1. 渡辺也寸志 より:

       コメントに心を動かされましたので、メールします。私はタイ・バンコクと大阪で物書きをやっています、渡辺と申します。著書に『テレサ・テンの真実』『足枷』(よど号田中義三の偽ドル事件)などがあります。
       よくぞ理研を辞められました。西川先生に賛同される姿勢から、筋を通される方と推測しました。勝手にメールさせて頂きましたが、奮闘を祈ります。機会がありましたら、お会いしましょう。

      1. nishikawa より:

        よくぞ辞めたと言うのは勘違いではないかと思います。昨年3月には既に辞めていますし、内側の人間ではありません。顧問としてやっていた仕事は、CDBのアドバイスより、理研創薬をお手伝いして、FOPの患者さんの治療薬の開発などにアドバイスをしていただけですので辞めるのは簡単です。小保方さんの人事については、今も管理責任を感じていません。自由な人事が出来ないと、金太郎あめの様な人間ばかりの研究所になります。理研のシステムでは失敗すれば5年再任が出来ないようになっています。捏造が人事システムの問題なら、岸さんのいた産総研、東大では平良事件と言う大きな捏造事件がありましたし、最近では東大分生研、筑波大学医学部、そして京都府立医大、東大医学部と捏造事件があった大学では全て教授会解体になります。今回の辞任は、筋を通すと言うより、政府に対する批判も含めて自由に発言しますので理研にも迷惑がかかると思ってのことです。

        1. 渡辺也寸志 より:

           先走りが過ぎたようです。失礼しました。さて、先生がAASJのHPに書かれた一連の文章は、愛と香気がただよいます。愛読しようと思っています。お気に入りは、ただ一篇の(私の知る限り)、小保方さんに付いて書かれたものです。美酒のようです。
           そこで、西川先生、「小保方問題」とは何でしょう? STAP=ES細胞(あるいはTS)説です。捏造説です。これは科学的に証明されたわけでもないのに、勝手に一人歩きしています。この問題は実は簡単で、小保方さんが嘘をついているか、若山さんが嘘をついているか、誰かがマウスを取り替えたか、この3通りの答えしかありません。小保方捏造犯と決めてかかっているのは、「日本の報道」の怠慢でしかありません。
           科学ジャーナリストの竹内薫さんではないですが、小保方さんが竹市さん、笹井さんや丹羽さん、技術スタッフをだまし続けてここまで来たというのには、説得力がありません。彼女にそのスキルもないでしょう。小保方研究グループの取材もしていない。当然のことながら、小保方事件とは若山事件かもしれません。その疑いを持たない大手メディアの報道は「犯罪」としかいいようがありません。
           権威主義の「日本の科学報道を問う」です。 

          1. nishikawa より:

            「作り話」の問題と、科学的経験が区別されずに議論されているのが問題です。作り話かどうかは自白させればいい本人が全て知っている話です。捏造は、一つ罪が証明された時点で有罪です。どこまで捏造を行ったかは小保方さんや他の関係者の性格診断のためには意味がありますが、それ以外には意味がありません。科学的結果の再現性については、丹羽や若山君も含めて追試不可能と言っているので、追試がが出来ない結果は消えて行けばいいと思っています。事実血液から卵子が出来るなど、とてつもない論文が出たことがありましたが、今は誰も覚えていません。ただ追試について言うと、まだ追試に使っていないのが小保方さんの手で、これも理研がやっている様なので彼女の手を使ったら追試出来るのか、使っても出来ないか蚊明らかになるでしょう。ただ、追試が出来ても「作り話」の問題とは全く違いますから、作り話を捏造した罪は軽くなるものではありません。

        2. 渡辺也寸志 より:

           西川先生、先生の意味する「作り話」とは「STAP」ということでいいんでしょうか? 
           ところで、6月には懲戒免職かと騒がれていたわりには、今の小保方さんの事態は激変に見えますね。再現実験への参加が認められ、首が繋がったように思えますし、強硬だった竹市センター長も、「監視カメラ」が条件といいつつも、どこか「寛容」の姿勢がほの見えます。日経と毎日新聞は「小保方さんがCDBに通っている」と報じていますし、私の週刊誌仲間も、それを確認しています。18日には、相沢研で
          相沢さん、竹市さん、小保方さんの三者会談が持たれました。
           STAPが捏造だったとすれば、この事態は理解可能なものではありません。小保方さんの「処分」にあらず「政治的救済」でしょうか? 彼女には「女優」のみならず、「政治家」の側面もあるのでしょうか?
           どうも破天荒な結末が待っているような気がします。

          1. nishikawa より:

            一度ニコ動で総括を素るつもりですので、出席して下さい。

          2. nishikawa より:

            作り話とは捏造を含めあらゆるものを含みます。天地創造神話、天動説など全て作り話で、これが科学的エビデンスに対立します。問題は、仮説の初期段階も作り話である点です。ここがわかれば、今回のことは全て理解できるのですが。AASJチャンネルに出席いただけば(手弁当で)解説します。政治決着ですが、私が外から見ていると、まじめすぎる対応で政治的な決着が出きていないのでイライラします。

    2. 渡辺也寸志 より:

      西川先生、伺います、いつ、どこでしょうか? 
       イスラエルに「イスラエル・ハイテクベンチャーCEO兼CSの脱&非日本仲間日記」という科学者ブロガー集団がいます。日本脱出組だそうです。先生もイスラエルにおられたので、ご存知ではないかと思います。
       小保方問題に鋭い提言を続けています。スタンスは「小保方は嵌められた」ですが、遠藤高帆・理研研究員(Kaho
      さん)や若山先生を「科学的に断罪」しています。最新シークエンサーを駆使してのことだそうです。
       若山先生について「彼の研究の方法論は根本的に破綻している。いかがわしいものを感ずる。“STAP細胞”騒動のカラクリは判明しているが、わがラボ内の若山氏に対する評価は割れていた。だが、これではっきりした」と述べています。
      (http://blog.goo.ne.jp/narmuqym/e/693b5b3f138389ae5d7a13ea76eaa9c7)
       いかがお思いですか?

      1. nishikawa より:

        今私たちとニコ動と協議しています。詳細が決まれば連絡します。

  2. 渡辺也寸志 より:

     私はタイ・バンコクと大阪を拠点にジャーナリストをやっています渡辺也寸志と申します。西川先生が「日本の科学報道を問う」という著書を上梓されるとのことですが、嬉しいですね。今、一番意見をうかがいたいのが、西川先生ですので。
     「小保方、逮捕!」なんて低劣な記事が現れました。ひどいレベルですね。私は先生の1月の「Nature」記事を読んで、科学者の高貴な文章に触れた思いでした。「小保方さん思い」の素晴らしい文章でした。理研を辞められたのですから、思う存分やってください。西川先生しかいないでしょう、「小保方さんの真実」を語れるかたは。勝手にそう思っています。

  3. 石川智久 より:

    3年くらい前、理研・横浜研究所でオミックス医療研究会を開催して、西川先生に講演をお願いした石川です。その節は、素晴らしい講演、どうも有難うございました。今年3月末に理研を辞めて、地方における高齢者の個別化医療を支援するNPO法人を設立するべく(認証申請中)、愛媛県西条市でその準備を進めています。

    理研に5年間務めた人間にとって、STAP問題は極めて残念且つ不名誉なことです。真面目にコツコツ研究している研究者達にとっては、怒髪天を衝くに思いでしょう。Natureの論文2報が撤回され、理研CDBでの再現実験が進んでいるようですが、本件に関しては真相がまだ明確になっていません。小保方だけではなく、組織的な捏造の匂いがいたします。

    自分なりに、今回の事件を整理すると次の4つになると思います:(1) 論文捏造および研究自体の不正;(2) 理研CDB体制の問題と理研上層部の危機管理の甘さ;(3) 文部科学大臣・官僚ならびに早稲田ネットワークからの理研に対する政治的圧力;(4) iPS細胞を用いた網膜疾患治療に向けた臨床研究へのネガティブな影響。

    企業であれば、このような不正が明らかになった場合、臨時株主総会の場で、経営者たちは厳しく株主から糾弾され、場合によっては背任罪として集団訴訟されるケースです。理研の場合、株主にあたるのは納税者・国民です。

    上記の4つの問題点に加えて、根本的な問題として、小保方のような未熟な、且つ不道徳な若手研究者を世に送り出した日本の大学の教育体制があると思います。多くの教授は、学生の指導を行わず、部下の者に丸投げ状態。論文やグラント書きも助教授や助手、ひどい場合には大学院生に頼んでいる始末。このような状況を実際に体験した私としては、ドイツや米国の大学教育と比較して、我が国の極めて深刻な問題だと認識しています。

    研究における捏造・改竄は、日本だけの問題ではなく、他の国でも起きうるリスク問題です。そのリスクは現実的に存在するものとして、大学生・院生など若手研究者に対する研究倫理に関する厳しい指導(予防)と、問題が発覚した際の迅速な対応・真相解明と犯人に対する倫理的処分(対処)が求められます。

    1. nishikawa より:

      自由な立場になりましたので今後発言をして行きますのでそれぞれの点についてはまた次の機会にします。ただ石川さんに対して一言だけ言うとすると、理研やCDBの連帯責任などありませんから、責任追及も意味がないことだと思っています。いつでも話しに来て下さい。

      1. 石川智久 より:

        西川先生、早速のお返事有難うございます。ゆっくり落ち着いて、いろいろなこと(宇宙のビッグバンから、分子進化、生物進化、人類の大陸間移動、個別化医療など)を語りながら、お酒を一緒にのみましょう。現在私は、NPO法人を事業収入の取れる路線に乗せるにあたって、試行錯誤をしています。理研の研究者たちも、自分の給料と研究費を独立して生み出す苦しみを実際に経験すると良いかもしれませんね。お金(国民の税金に由来する資金)の有難さを認識することができるでしょう。8月になったら大阪方面に参りますので、神戸・三宮あたりでお会いしましょう!

        1. nishikawa より:

          石川さんの問いかけに答える意味で今日のホームページに少し考えを書きました。

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