9月21日(明日)午後7時からジャーナルクラブを開催します。
ドイツ領事講演会とウクライナ支援寄付のお願い
評議員を務めている日独文化協会で、ドイツ領事のエーベルツさんをお招きして、ウクライナや民主主義について、講演および対談の夕べを企画します。
今回は講演料を一口2000円で皆様から頂き、それをウクライナの市民援助に使う予定です。詳細は以下のポスターに記載されています。是非ふるって参加ください。
https://readyfor.jp/projects/jpdt
ジャーナルクラブ、「新しいシークエンスパワーの威力がわかるPerturb-seqの解説」のお知らせ。
本日午後7時から、新しいシークエンスパワー(Ultima Genomicsなど)の意義と、それを利用した新しい方法Perturb-seqについてジャーナルクラブを行います。
Youtubeで配信しますが(https://www.youtube.com/watch?v=-Yddv5xuPC8 )、 直接参加したい人は連絡くだされば、zoomアカウントを送ります。
Ultima Genomicsだけでなく、ついに100ドルゲノムを実現する技術開発が完成しました。勿論、文明的にも大きな意義がありますが、研究でもさらにシークエンスパワーが利用しやすくなり、これを起点に新しい方法論が発展するでしょう。その例が6月27日に紹介した、新しい技術Perturb-seqの論文(https://aasj.jp/news/watch/19994)で、この論文でもUltima Genomicsのシークエンサーが使われていました。この論文を読みながら、新しい時代の研究についても考えてみましょう。
ジャーナルクラブお知らせ:胸腺内免疫寛容についてのMathis論文を読む
6月19日論文ウォッチで紹介した、胸腺内免疫寛容についてのMathis 論文のジャーナルクラブを、7月13日午後6時から、共著者になっている改正先生も招いてYouTube 配信します(https://www.youtube.com/watch?v=pitYM7YqUnY)。直接参加したい人は、メールをいただければzoom アカウントを送れます。
https://www.youtube.com/watch?v=pitYM7YqUnYhttps://www.youtube.com/watch?v=pitYM7YqUnY
脊髄損傷治療最前線勉強会
Brain-machineインターフェースを用いた脊髄損傷治療が大きく進展しています。そこで、今週29日金曜日、午後2時から、いつもの勉強会メンバー、伏見、坂井、小橋と一緒に、以下の論文を中心に最近の研究論文について勉強会を開きます。
Youtube配信URLは以下の通りです。
日独文化協会主催 オンライン講義シリーズ「⽣命科学と⽣命倫理」のご案内
来年1月11日から、日独文化研究所の主催で、京大法学部の高山佳奈⼦先生と一緒に、オンライン講義「⽣命科学と⽣命倫理」を開催します。私は、近代科学の始まりに貢献した3人の哲学者、デカルト、ライプニッツ、そしてスピノザの生命科学や生命倫理への関わりについて3回にわたって講義します。最終的には、なぜスピノザだけが「エチカ=倫理」を書けたのか、生命科学者の立場で考えます。
そのあと、京大法学部の高山先生が、生命倫理と法学について2回話されます。現役の頃文科相の生命倫理委員を務めていたので、私もディスカッションに参加します。
全てzoomで行われ、無料ですが登録してzoomアカウントを配布してもらえる必要があります。是非添付のファイルを参考に登録してください。おそらくメールから申し込んだ方が確実だと思います。
アドレス:olkogi@nichidokubunka.or.jp)
各紙が選んだ今年の科学ニュースを肴のzoom飲み会のお知らせ
今年も各紙が、2021年の科学を振り返る特集を組んでいます。以下に、Science, Nature, Nature Medicineから拾ったリストを掲載しますが、今月24日、4時半から、友人とともに今年の科学を振り返りながら酒を酌み交わすzoom飲み会を開催し、Youtubeでも配信します(https://www.youtube.com/watch?v=gH3xbJgIFSM)。いつからでも是非参加ください。
Zoom参加希望者は、私の方にメールをお送りください。
Science
- タンパク質の3次元構造のコンピュータ予測。
- 土壌DNAを用いたゲノム考古学
- 核融合が現実性を帯びた。
- Covid-19の治療薬
- PTSDに幻覚剤
- Covid-19抗体薬
- 火星探査の進展
- 素粒子の標準モデルのひび割れ
- クリスパーの臨床応用
- ヒト胚の長期培養
Nature
- コロナウイルス変異株
- 火星探査の進展
- 素粒子標準モデルのひび割れ
- アルツハイマー薬承認によりおこった大騒ぎ
- クリスパーの臨床応用
- コロナワクチンとブースト
- IPCCによる気候変動警告
- アフガニスタンの科学者の運命
- なんとか結論が出た気候サミット
Nature今年の10人
- Winnie Byanyima:ワクチンの戦士
- Friederike Otto :気候変動の探偵
- Zhang Rongqiao: 中国火星探検隊隊長
- Timnit Gebru: AI倫理リーダー
- Tulio de Oliveira:コロナウイルス変異追跡者
- John Jumper:タンパク質の予測者
- Victoria Tauli-Corpuz:先住民族保護者
- Guillaume Cabanac:ねつ造探偵
- Meaghan Kall: Covidコミュニケーター
- Janet Woodcock: FDAのボス
Nature Medicine
- 骨髄腫に対するCAR-T治療
- アスピリンの心臓健康への効果の見直し
- クリスパーの臨床応用
- 幻覚剤の精神疾患への応用
- 機構と健康の関係が表舞台に
- マラリアワクチンの開発
- 肥満治療の新たな展開。
- ガン患者さんへの便移植治療
- 医学にも多様化の波
- タンパク質の折りたたみ予測
京大皮膚科講義で担当した特別授業を公開します。
毎年京大皮膚科学講義で、「皮膚科で習えない皮膚」とタイトルで特別授業を行なっていますが、今年は録画になりました。幸い担当の椛島先生から公開しても良いという許可をいただきましたので、京大の学生さん以外にも公開します。
一般向けではありません。医学を学ぶ学生さんに聞いていただければ幸いです。
第一回:https://www.youtube.com/watch?v=gfxDNanGZv0
第二回:https://www.youtube.com/watch?v=eYjmSVuP0JA
アルツハイマー病治療開発に関する総説を読む (今日夕方5時よりジャーナルクラブ)
アルツハイマー病に関する最近の最大のトピックスは、一度は有効性が認められなかったとして治験を中止したBiogenとエーザイのアルツハイマー薬Aducanumabが、その後のデータを補足して有効と判断し直し、FDAの認可を受ける見通しが出てきたという発表だろう。この結果、両社の株は乱高下した。このエピソードが語るように、この病気に対する治療法の開発は、これまで期待と失望の連続だった。
ちょうどタイムリーにCellにアルツハイマー病の治療開発についてまとめた創設が発表されたので、今日5時からジャーナルクラブで解説することにした。今日はいつもと違い5時始まりなので、最初から見たい人は気をつけてください。サイトは:https://www.youtube.com/watch?v=SGUDm0h184c